薄荷

面白いです。
とても壮大な物語が、いい具合に日常の中に溶け込んでいます。 そんなとてつもない状況を目にしても、冷静に心の中でツッコミを入れられることがすごいです。そういうすごさが、さらりとあちこちに描かれています。 現代の物語にでてくる、松蔵さんと秦さんの過去は、辛くて悲しくて、やりきれない気持ちになりますが、重くなりすぎない、からりとした空気感があります。 異世界の住人たちも、ものすごいものを背負っていたり、想像もつかないような過酷な世界の中で生きていたりするのですが、こちらもどこかからりとしています。くすりと笑えるような場面もあり、癒されます。 また、かっこいい人がたくさんでてきますので、好みの人を応援するという楽しみかたもできます。 秦さんにそっくりのセロさんをはじめ、個性豊かな異世界の住人たちは、それぞれの国の歴史や個々の生い立ちがきちんと描かれており、感心しながらも楽しく読みました。 綿密に練られている世界観と、魅力的なキャラクター、そしてファンタジーと日常の融合と、多面的な読みかたのできる素敵な作品です。 楽しい時間をありがとうございました。
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感想ありがとうございます…!! 嬉しくて舞い上がってしまい、うまく感謝を表せず申し訳ありません。 なんとも細やかな視点と暖かい考察をいただき、恥晒しな拙作を振り返る気合が湧きました。 本作の異世界側の住人は、ファンタジー脳だった小学生の頃に創作したキャラクターたちでした。 リバイバル気分で構想を始めたのですが、各キャラの設定が細かすぎるとか、子供の想像は残酷すぎるとか、思わぬ罠に嵌まりながら書いていた記憶があります。 なるべく大人目線でまとめようとするあまり、一応ファンタジー小説なのにバトルシーンをなくしたのは大きな反省点です… あと、純粋にイケてるメンが存在しないのも残念点ですが…もし一人
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もっと早くに感想を書こうと思っていたのに、ずいぶんと遅くなってしまい、失礼しました……。 そしてご丁寧なメッセージをありがとうございます😄 小学生の頃に創作していたなんてすごいですね! とても壮大なファンタジーで、でもきちんと日常に溶け込んでいて、面白かったです✨ 手塚さんは現代を舞台にした作品が得意だという印象だったのですが、いろいろなジャンルを書かれるのですね。 見習いたいと思います。 新しい連載も、また読ませていただきますね。
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