仁科佐和子

難しいお題を見事に昇華
三題噺メーカーより ・太陽・ヤカン・希薄な小学校(?)3つを入れてSFで書く というお題にチャレンジされた本作品。 一見するとなんの繋がりもない3つのアイテムをさらにSFのお話へと調理しなければいけない。 これはいい発想力のトレーニングだなぁと思いました。 「ヤカンの中身は何だったのか」 この問いに主人公と奥様の間には、度々意見の衝突が起こります。 お互いの記憶も曖昧になるような遠い過去の小さな出来事。 ですが奥様との約束からこの問いが主人公の生きがいへと変化していきます。 お題のヤカンが物語を牽引する「重要アイテム」に変わる様がお見事でした(*´ω`*)
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