終盤、まさかの展開に驚かされます。
過激表現ありという本作ですが、そういうシーンがあるのはほんの僅かで、そこさえ無ければ全年齢で世に出せたのでは? と思うと、多少もったいなく感じました。 それくらい面白いし、読みやすいのです。 でも、暴走ぎみな「彼」の性格を描くなら、ああいう展開もやむ無しだったのかなぁと。 一発屋で終わりかけていたユウが、仕事を求めて移籍した事務所の社長と、まさかああいう関係だったとは予想もつきませんでした。 個人的には、ここが最大のびっくりポイントだと思います。読み進めていくうちに、「え、マジで!?」となる事うけあいです。 本作を読了した上で強く印象に残ったのは「芸能界って怖いところなんだなぁ」、という点です。 とにかく闇の部分に関する描写にリアリティがあって、思わず、実際の業界もこんな感じなのでは? という錯覚を抱いてしまいました(笑)。 物語は全体を通して明るい話ではないし、主人公であるユウの性格に共感できない部分もちらほらあるかも知れませんが、ぜひ最後まで読んでほしい作品です。 個人的には、BLはもちろんですが、ヒューマンドラマとしても楽しめました。
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コメントありがとうございました! そして、ほぼ全ページに対するペコメもありがとうございました!(^^)! コメント返しでポロっとネタバレしてしまいそうだったので、こちらからは自制してました(笑) 人生思い通りにならない事ばかり。 そして『思い通り』とはどういうことなのか? 鉄の意志で最初から最後まで何もかも成し遂げる人間などいる訳もなく。 あっちで悩み、こっちで迷い。 決断してもそれが正解かなんて、本人も周りも分からない。 そんな泥臭い、BLを飛び越えた人間ドラマが書きたかったんですよね。 楽しんで頂けたようで良かったです♪
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