さくら花菜

親友の作品を深読みしてみた。
実は、タイトルがずっと引っかかってました。なんでキャンディじゃなくてドロップなんだろ?と。「ストロベリー・キャンディ」にしちゃったら「2、3本、イ・ビョンホン(ジョイマン)」みたいになって照れくさいのかしら、とか。 ついでに、なんで複数形なのかも気になり。だって、マオちゃんが可愛いイタズラに使っていた飴は、毎度いちご味という訳でもなかった(はず) でもマオちゃんと一緒に思い出を巡り終点に辿り着いた時、タイトルの意味が初めて分かりました。なるほどなあ!! ところで、作中では「甘くて優しい味」と表現されたいちご飴ですが、たとえ甘ったるいミルク味でも、ほのかな酸味があるのがいちごというもの。ショートケーキがケーキの王様たり得るのはいちごの酸味故、バランス故だと思っとります(好き) その酸味、甘酸っぱさはタイトルを見た瞬間から読者の舌の上に広がるわけです。だから読み進めながら無意識に考える。橘センセイ(笑)は、どの辺りをいちごの甘酸っぱさとして描いたんだろう、と。 シュウさんとの時間? 確かに甘酸っぱいと表現する方もいるかもしれません。でも私の印象だと、いちごと言うよりは、背伸びして飲んだラム酒のように熱と眩暈、痺れを伴う甘みかな、と。 じゃあどこが甘酸っぱいのか。その酸味はあの爽やかなラストシーンの中にあるんじゃないか、と私は感じました。 想いが想い出に変わる瞬間。それはとても明るい期待と希望に満ちた刹那でありながら、同時にほんの少しの寂しさ切なさ……苦みまではいかない、ほのかな酸味を伴う一瞬でもあると思うのです。 そういう意味があるからこそ、少し意外なあのラストシーンにしたのかな、とか想像して唸りました。 はい、あくまで私の見解です笑 なんにせよ、その酸味を文字にしないのがみくらしさなのです。その優しさに私はいつも癒されとるのです。親友なので。 ふんわりパステルカラーの女の子と、イケメン紳士が狼の顔を覗かせる瞬間を書いたら間違いなく日本一のみくセンセイ♡♡ 次の短編も期待しておりますよ!
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親友よ❤素敵なレビューありがとう!!! 我が親友は、ギャグをちょいちょいいれつつ笑ズバリと本音をおっしゃるw ゆえにいつも背筋が伸びる思いで、拙作への感想や講評を聞いております笑 そんなあなたに『Strawberry Drops』気に入ってもらえてめちゃくちゃ嬉しかった!!! おっしゃるとおり、ほのかな酸っぱさは、想いが思い出にかわるとき。疼きがゆっくりと化学変化をおこして甘さに溶けていくときに感じるものかなあと(作者のイメージ笑)。そんな微量でわかりにくい『なにか』を拙作のなかに感じてもらえて、本当に幸せです!Dropsが複数形なのも気づいてもらって嬉しかったよー♡ 短編、なかなか書
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親友の連発に草‪🌱‬🌱
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