西 東

奇妙さを覚える。
暖かいけれど奇妙さも感じるラストでした。 恐らく作者様はホラーが得意と考えているからなのでしょう、ちょっと不穏さも感じ取ってしまいました。(ごめんなさい) 冬場の車内の寒さを容易に想像させる描写から、ほんの少しづつ不安を感じ取らせる丁寧な語り口調は読みやすく引き込まれます。 誰か分からない語り手の正体は最後に判明しますが、当人も自分がナニなのか分かってなかった部分も明かされていて、だからどことなく不明瞭な雰囲気があったのかと納得しました。 どこにでも居そうな人の日常の一コマから非日常へと至る過程も巧みで、実際に起こり得そうだからこそ周りの人達の気遣いが暖かく感じ取れます。 だからでしょうか、語り手を応援したくもなって読了後の感覚がちょっと表し難いです。 どんな仕打ちを受けるのでしょうね。
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レビューありがとうございます。 不穏さ、そこを一番意識したわけではないんですが、何人かの方から意見を頂いて恐怖感が結構残ったみたいですね。ホラーも少しは意識したんですが、そういう風に感じるんだ、と一つ学びました。 一番意識したのはやっぱり叙述トリックの部分で、どういう風に驚かそうかとばかり考えていたんですが、なるほど、読了後の感覚が表し難いという意見はかなり参考になりました。 やっぱり、システムよりも人はストーリーを意識して読みますよね。 語り手に感情移入させて想像するのが物語であり小説ですよね。 なんか自分の作品が浅く思えてきました。 もっと人を描かないとダメですね。 このレビューは本
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喰ウ寝ルさんへ お早うございます。 語り手が擬人化にしても正体は分からず気になりました。 書く事に慣れてきたからこそ技術面を凝らしたくなっているのでしょうね。 近々、喰ウ寝ルさん大きく躍進しそうです。 では、良いお年を御迎えください。
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