ゴシックアートの迷宮へ
ありありと浮かび上がるゴシックの悪夢。 数奇な巡り合いをする修道士の困惑と、禍々しい何物かに取り憑かれたマリエラ嬢の妖しさ。レンブラントの絵のように、闇の中から浮かび上がる凄惨なラストシーン。表紙のイメージそのままの、怖いほどに美しいゴシックホラーでした。 中盤、これはきっと彼女の演技で、いずれ修道士が彼女の化けの皮を剥ぐのだろう、そうして彼女は何かしら人間味あふれる、利己的な目的を遂げようとするのだろう。そう考える私の予想は見事に裏切られました。 いったい、彼女を見いだしたのは何だったのか? そしてあの恐ろしいモノの正体は?  空のおくるみが怖い。一家を破滅に追い込んだ『アレ』は、どこから来て、どこへ行くのか。 答えのないゴシックアートの迷宮に誘われました。
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小花衣ゆりさま、この度は拙作に貴重なお時間を頂きましてありがとうございました! 拙作が目指すゴシックホラーの世界に合わせてくださったのでしょうか。しっとりとしながら色のあるレビューをいただき、たいへん感激いたしました……! 「ゴシックアートの迷宮」という言葉、まさに本シリーズで目指していきたい永遠のテーマです。妖しく奥深いその片鱗を少しでも感じていただけたのなら、これ以上嬉しいことはございません。改めて、これからもこのテーマを追求し、精進していきたいと感じました。 素晴らしいレビューをありがとうございました!
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ゴシックアートの迷宮を追求さなっているのですね……! レビューは読んで感じたまま、心のままに書き散らしておりますので、世界観に引きずられることはありますね…それはこんなにも雰囲気のある作品ですから、当然です✨  人物の表情が豊かに伝わってきて、上質なホラー映画を見ているようでした🎨ありがとうございます😊
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