雪乃六花

とりあえず、駄文ですが、P4に描写を追加致しました。 若干、言い回しや無理のある設定は変えてます。 草が生い茂る、人も通らない──獣道すら分からない──道なき道を一人の女が走っていた。 「はぁ……はぁ……っ。逃げなきゃ」 汗で顔に張り付いた、ピンクの長い髪を煩わしく払いのける。 髪を振り乱して走る女の後方には、二人の男がいた。 恐らく山賊か何かなのだろう。手には斧が握られており、邪魔な草や枝を斬り伏せていく。 だが、斧を振り回す狙いは、その下卑た笑いから、逃げ惑う女の恐怖をあおる事であろう。 「ヘヘッ! 逃がさね~ぜ!!」 小高い場所から、その光景を見ている人物がいた。ヴァン・セオドレである。 「あれが、今回のターゲットか……」 義務的な言葉で、女に対しても山賊に対しても、無関心な声音だ。 「さっさと終わらせて、飯にするか」 部屋の掃除でもするような、気楽な口調でヴァンは呟く。それを合図に、灰色の髪を風になびかせ、斜面を滑りる様に降りていった。 そして、ヴァンの存在など知りもしない女は、今もなお走り続けていた。 「はぁ、はぁ……きゃ!!」 後ろを気にするあまり、女は木の根に足をすくわれ盛大に転ぶ。 慌てて起きあがろうとするも、女の足に激痛が走る。それでも逃げなくてはと顔を上げた女の視界に、ニヤニヤと笑う男の姿があった。 「もう鬼ごっこは終わりか? 残念だったな~。死ねぇええ!! 」 山賊が斧を振り下ろそうとした、その時。 「お前がな」 抑揚のない声で、ヴァンが山賊の胸を無造作に突き刺す。 それはあまりにも唐突で、胸を貫かれた本人さえ、何が起こったのか理解できていない様子だ。 そして、ヴァンに槍を引き抜かれ、山賊の胸から生暖かな血が滴り落ちる。その意味を理解した時、山賊は口から血を吐き出し絶命した。 非情かつ容赦のない一撃。 人一人殺したというのに、ヴァンの赤い瞳に迷いも、僅かな揺らぎさえもなかった。 個人的に、ヴァンが山から見下ろしている風景も微妙なんですがね(苦笑) よく見えたなってのと、降りてる間に女を見失うし、その間に殺されそうな気がしなくもないので(苦笑) スッゴい超人的な速さがあれば別ですが。 もし、私が書くならこんな感じです。もっと上手い人が書けば、もっと良い物になります。 頑張って下さいm(_ _)m
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すごいな~俺の駄文が綺麗に修正されてる……

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