MARI

こんなBL小説が読みたかった!!
俺様先輩とS系無表情後輩がお互いに惹かれ合い、それまで知らなかった自分に出会い、戸惑いながらも求め合う、極上のラブストーリーでした。 最初から最後まで、全く飽きることなくこのふたりの恋愛を楽しませてもらえます。 特筆すべきはキスのタイミングが秀逸だということ。特に最初のキスシーンは読者全員が歓喜の悲鳴を上げました。このキスシーンで一気に物語に惹き込まれていきます。 さらに主人公ふたりの会話がとてもいい。性格の違いすぎるふたりなので、会話が面白いほど噛み合わない。普通の小説なら単なるギャグシーンになる場面でも、無表情後輩がド真面目なので笑いもニヤニヤも尊さもすべて兼ね備えた最高のシーンになってしまうのです。ふたりの会話をずっと聞いていたい、そんな気持ちにさせてくれます。 そしてラブシーン。BLの受けくんはラブシーンでひたすら可愛くなりがちですが、この後輩くんは違う。カッコいい男性がたまに見せてくれるキュンとする可愛さ、そしてカッコいいゆえの色っぽさを存分に魅せてくれます。 ラブシーンに限らず、ふたりとも近寄り難いくらいのカッコよさを持ち合わせているのに、お互いのことになるとカッコいい男性ががたまに見せてくれる可愛さを惜しげもなく放出してくれる。読者はそれが堪らない。そんな堪らないシーンが何回も訪れるから最高です。 読み終えるのが名残惜しい。本気でそう思える極上のBL小説でした。
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レビューありがとうございます。 今回は特に、受け攻めの性格の対比、それを表すツールとしての会話を大事に書いたので、そこを拾ってくださってとても嬉しいです。 キスシーンとラブシーンもお好みに合ったようで良かった! 素敵な表紙絵を始め、思いがけないファンアートなど、こちらこそ極上のイラストで作品を一緒に盛り上げていただき、感謝感激です。 嬉しいご感想、本当にありがとうございました。
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