ともなり

本編とは表情が違いつつも外伝と言い難い。
セルシアが滞在するという非日常がやってきてしまった料理人たちの様子がコミカルに描かれる今作は読み進めるうちに実は単なる外伝では無い事に気付かされるでしょう。 本編ではあまり描かれない庶民から見たサクラの印象が非常に印象的に、穏やかに、そして鮮やかに描かれています。 本編のヒロイックなストーリー展開の中の彼女とは違う、日常の少女の姿が丁寧に描写され、それがサクラという存在の人物像を完全に補完する役割を見事に果たしています。、 本編だけ読んで理解してきたつもりでも、ああ実際はこう言う事なのだと言う納得がここにあります。 そして、登場する架空のメニューのなんと魅力的な事か。勝手に脳内で香りや食感がが独り歩きを始めていました。ぜひ通販に追加してください。 コミカルに始まりつつも、それがたおやかな優しいエンディングに結ばれるのは余韻を引きつつ、得も言われぬ満足感をもって心地良く読み終われるのはさすがだと思いました。 もしこの作品に減点があるとするのなら、巻末に登場メニューのレシピが載ってない事だと思います。(載ってても再現できるのかよ!)
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習作のように思われるのではないかと不安を抱きつつ公開した作品でしたので、これ程の評価を頂けたことに面食らっております。 本当は騎士の結婚事情のみをコメディ風に、もっと短く仕上げる予定が、なぜだかこのようになりました(°°) 構成力が壊れてるなあと、改めて認識した次第です。 想像料理の数々、お気に召したようで嬉しいです。「練茶」は昔々、庭の花ちぎっておままごとしていた時分に作っていた花(泥)団子が元です。あの頃から考えると、世界は広がったのか狭くなったのか。 レシピ、お皿の数だけ思い付いたら巻末にそっと付け足しておきます。 温かい感想、ありがとうございました!
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レシピ、じょうだんですからー!
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