六葉翼

雪と闇と静寂と
何もない暗闇。降りしきる雪。静寂には音があるような気がして。降りしきる雪にも。やっばりなにもないかと…人は呟く。擬音が生まれ。絶対的な暗闇の中での恐れからは物語や神話が生まれ。それは一人では叶わないこと。話す人。それを聞く人。自分は悪魔である。悪魔は悪魔のように生きて。人を愛して。自らの行いの中で死の意味を知る。それはこの星が生まれた時から。冬になると降りしきるこの雪のように変わらない天の摂理のように抗えぬこと。「それでもあなたを愛している」幸せだと。一人では辿り着けない。聞けない言葉。人はどんなに愛し合う二人でも。瞼を閉じる時は一人です。二人同時に死ぬことは叶わない。本来ならば死にゆく彼女は幸せ。悪魔には呪いのように永劫に後悔が残ったはず。最後に彼女の言葉で。彼女を救おうと命の狭間で揺れ動いたクロは救われた気がします。白の中には必ず黒がひそんでいて。逆もまたしかり。そうでないと白と黒という色彩は成り立たないのです。それは観念的な言葉ではなく。色彩についてですが。二人が出会わなければ。この作者さんでなければ書きえない。そんな作品だと思います。よいものです。心がうれしいと言っております。
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いつも、いつも、沢山の、言葉で、コメント、して、下さって、本当に、本当に、本当に、有り難い、です…! 本当に、本当に、ありがとう、ございます! 雪や、冬は、命ある、ものの、終わりの、象徴の、様な、イメージが、あります。 …その、私の、作品…こうして、コメント、頂く、様に、なって、改めて、見返して、見ると…生命や、死に、関わる、お話、なんだか、多い、気が、します…。 そして、殆ど、死と、幸いを、一緒に、して、書いて、います。 …せめて…せめて、死にゆく、のなら、幸いで、あって、欲しいと…満足して、旅立って、欲しい、なんて、そう、考えて、いたの、かも、しれません。 勿論、幸せな、死、ばかり、では、
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