みさわみかさ

『iqqo ⇆ zozo(イッコ・ソソ)』  80「嵐の夜中に」を投稿 コロナ解決のため、オタクの人たちが バブルへ行くタイムトラベルものです。 ―――― 「台風だなんてついてないなあ」 「せっかく沖縄まで来たのにね」  若い男女が数人、連れだって歩いてくる。  不機嫌そうな女たちを、それぞれのペアとおぼしき男が、まあまあ、とご機嫌取りにまわっていた。 「ホテルも一泊1万5000の安ホテルだし」 「苗場じゃプリンスを用意してくれたのに信じらんない。常識疑う」  女たちが口々に不満をたれる。 「ごめんごめん。埋めあわせに次はLAのスイートを取るから」 「じゃ、俺は六本木で貸切パーティーひらく」  ディスコで踊り明かそう、とおもねる男たちの姿は、相方《ペア》というより飼い犬《ペット》の低姿勢。  車提供用《アッシーくん》、食事提供用《メッシーくん》、予備用《キープくん》といったところか。  おそらく大学の友人同士。学生のご身分で羽振りのいいことだ。 https://estar.jp/novels/25639201/viewer?page=80 ―――― オタク時間旅行inバブルの決定版『iqqo ⇆ zozo(イッコ・ソソ)』の物語はそろそろ本格始動。 伏線はりまくり、難易度SSSSSの激ムズ暗号をはじめ、謎解き要素が盛りだくさん。 乗るしかない、このビッグウエーブに……! https://estar.jp/novels/25639201/viewer
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