【コメント】ゆとり世代巻き込まれ体質ADくんの恋に仕事にの奮闘記？！

深月の心霊事件簿2　囚われた記憶

ゆとり世代巻き込まれ体質ADくんの恋に仕事にの奮闘記？！

シリーズ第二弾。霊現象に敏感なAD深月くんが巻き込まれる背筋が冷えるような出来事。前作であれよと付き合うことになった苦手だった厳しい先輩とのその後が描かれる今作。ホラーサスペンスシーンでは思わずひえっとなり、恋の進捗シーンではうふふと微笑んでしまう、メリハリが効いたストーリー展開が魅力的なお話でした！今回深月くんの周りには複数の不可解な出来事が起こります。それによって読者は最後までサスペンス要素の緊張感を持たされることになります。担当する番組が恐怖レポートという、深月くんにはある意味うってつけ(深月くんに怒られそう(笑))なので、当然のように霊体験をしてしまい、それが思わぬ事件へと繋がっていく……その縦軸に絡めながら語られる深月くん、御影さん、同僚たちのエピソードに読者の謎への好奇心が膨らんでいきました。特に主役二人のキャラが立っていて、今作では更にそれぞれの魅力が発揮されていると感じました。深月くんは土佐っ子なので、焦ったり感情が高ぶるとお国訛りがでるのですが、それがもう可愛いくて仕方ありません。素直な気持ちを方言で伝えるシーンでは、お国言葉がより強く想いを伝えている気がしてきゅんが倍増しました。お相手の御影さんといえば、仕事ではかなり厳しいスパルタな先輩。でも今作のプライベートの御影さんは優しくて甘くて。深月くんをとっても大事に思っているのがビンビン伝わってきます。可愛くて仕方ない、だから意地悪しちゃう御影さんもいて(笑) 御影さんは体力おばけで少しマニアックさがある(と私は思う(笑))ので、濃いめなラブなシーンも見どころです！！(何故か力説(笑)) ふたりの関係としては『恋人編』になるのでしょうか。そんなお互いを大事に想いどんどん好きが加速する、恋の成長期が弾むような文書、表現で生き生きと描かれていて、読み手の気持ちを明るくしてくれました。また守られるという受け身だけでなく、大事な人を守りたいと強い気持ちが生まれた深月くんの成長も微笑ましく見守りました。いつから御影さんは深月くんのことを気に入っていたのか。この謎(！笑)はまだ未解決です。いつかどこかの場面で聞けるといいなぁ(*´艸｀) いろいろな経験を経て恋人としてさらに仲が深まったふたり。ホラーサスペンスにゾワリとし恋の甘さにドキドキしちゃうお話、とても楽しく読ませていただきました！！

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たろまろ／「八月三日」書籍化 2022/1/29 0:28

あーるさん、素敵なレビューありがとうございます！！すごく魅力的に語ってくれって嬉しいです！作者でも、このお話面白そう！　って思っちゃいました。土佐弁いろんなサイトから研究し、あちこちの方言変換サイトを試し、読み取れかつお国言葉らしい愛おしさのあるちょうどいい塩梅を模索しながらの作業でした。深月のお国言葉はとても楽しかったと同時にこだわりのある部分です。効果的に感じてもらえてよかった！御影さんは体力おばけで少しマニアックとの文に思わず笑っちゃいました。たろさんも「そんなに褒めてもらえると照れる」って喜んでます。あーるさんのレビューを読んでると早くもまた御影×深月を書きたく

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