鷹取 はるな

一体何ゴールドを次ぎ込めば、『彼』自身の物語が聴けるのか。
(以下、P1~6までを読んでの感想となります) 個人的にファンタジーに最も求めるものは「話の、物語の中にどれだけ入り込めるかどうか」です。 その一点に尽きます。 本作品を指定箇所まで読み進めて、私まで不意の土砂降りに遭った様に途方に暮れてしまいました。 主人公にして語り手でもある『彼』の名前は未だに語られていません。 猫人間はどうやら『キャストル』と称されている様です。 『ヴァニラ』は『エルフ』と並んで語られているので多分、種族名かと。 それでは一体、どんな種族なのだろうか・・・・・・ 等々、どれもこれもまるで推測の域を出ません。 しかし、この不安なまでの手探りの感じこそがファンタジーの肝、核だと思うのです。 全く勝手が違う世界で、思う存分に想像を巡らせることが出来る――。 それこそがファンタジーの醍醐味であると信じて止みません。 本作品はキャストルの尻尾の如く、又エルフ王の御髪の如く手触りの良いファンタジーですが、BLでもあります。 異種族にして、身分差も著しい『彼』とフォンセス王・マリユスとがどんな『愛』の物語を書き連ねていくのか。 作品のタイトルに冠されている『オムファタール』とは一体誰を指すのか。 私の想像(妄想)力では到底及ばないので、ここは一つ『彼』にご登場願いたいと思います。 この感想のタイトルに記した点だけが心配ですが、大いに語って頂きたいものです。 ――では、先ず最初にお名前から。
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確かに主人公の名前や容姿など、彼の情報はもっと早めに出した方が良かったですね。 ご意見ありがとうございました。
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でも、自分ではなかなか語らないと思います。 続きが楽しみになるので、私個人としてはとても興味を惹かれました。
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