心が震えるジュブナイル・ホラーです✾
主人公が死んでしまう上に、残りの命を灯した『カルディアの花』を授けられる冒頭から引き込まれました。 主人公の「僕」をいざなう黒猫(ΦωΦ)に連れられて待ち構えるのは、思春期の悩みを抱えた少年少女達。 チキンな私はいつもビクビク震え上がりながらホラー作品を読むのですが、彼彼女達の影に潜むものに10代の苦さを思い出しました。 他人との距離の取り方が分からない難しさ、それでも誰かに手を差し伸べる逞しさ。 「僕」が最後に心を決めた行為と、その代償(と言っていいのでしょうか……)にラストまで驚かされました。 過密な親友との距離や、部活の上下関係など様々な闇を経てきたからこそ、その黒さを塗り替えるほど、真っ白な気持ちになります。 「自分だったら出来るだろうか」 そう考えさせられる結末こそ、読者の人間性を見透かされるようで、ある意味ホラーかも知れません……(私だけだったらすみません) 脅かされる恐怖ではなく、心が震える素敵なホラー作品です。 名付けるなら、ジュブナイル・ホラーでしょうか?  その後の「僕」と黒猫さんの物語も期待しております!(ΦωΦ)
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真哉さん、素敵なレビューをありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。 ティーンエイジャーと普段から接している真哉さんに、ジュブナイルホラーと、名づけていただいて、恐れ多いですがとっても嬉しいです! 『僕』が命を刈る天使(お迎えの天使)になるまでの物語です。 『黒さを塗りかえる真っ白さ』と、本当に素敵に表現してくださって、私の不足な物語を補ってくださる真哉さんの感受性の豊かさに感謝です! ありがとうございます(*´▽`*) とても嬉しいです!
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下手くそなレビューで恐縮です💦 本当面白かったです! お迎えの天使編を愉しみに待っております〜♥
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