本当に「なにもない」のか。
 とても短いお話です。  ですが、色々な感想が浮かぶ短編小説でした。  最悪、とは。  才能、とは。  そして、生きること、とは。    本当に自分には「なにもない」のか。  自分でデッドラインやボーダーラインを引いて、知らず知らずの内に悲嘆に暮れている自分のことが、急に陳腐に思えました。  主人公と店主の会話から、「あっち」と「こっち」の世界は必然に存在し、相入れなくとも皆必死に生きている、という痛感を得ました。    入り込みやすい文体と描写でとても読みやすく、少し薄暗い印象の世界観もよく伝わりました。  この作品、好きです。
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トコダトコ様 まいどありです(><;) 拙作のレビュー、ありがとうございます。 その昔、とある方から「ドン底だと思ったときは失ったものを悲嘆するのではなく、手元に残ったものを数えなさい」と教えられました。この作品はそれを小説の形に直したものです。 トコさんの言葉は重いですからチープなセリフは避けるべきですが、少しでもお役に立てることがあったなら、それはとても嬉しいことです。 わざわざのご拝読とレビュー、ありがとうございました。 m(_ _)m
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