三条

ネイルが織り成す秀逸なヒューマンドラマ
爪のことでコンプレックスを抱えて苦悩する主人公にどこかで心を休める所がないかなと思いました😖 学生三人の言葉遣いが学生らしく、それぞれ個性を綺麗に使い分ける描写ですごいと思いました。 keiさんが誰なのか最後の方までわかりませんでしたが、主人公の父親だとわかり、序盤からの計算された仕掛けにはまってしまいました🍀 ネイルチップをなくしてしまった場面で、まさか下駄箱の封筒の中にあるとは思いつきませんでした💦 月莉が仕事から帰ってきた時の羽紗との会話の情景が目に浮かんで微笑ましくて良かったです。 由恵さんが家に帰ってくることになって、あわてる父親が良かったです。 父親がするように色鉛筆で色を混ぜたシーンは良かったと思いましたが、それが書かれた文を含めて改行の仕方が絶妙でした。 色が混ざるから待てと大声を出すのがいいですね、色鉛筆の時と対比になっているのかなと思いました。 由恵は会社を辞めて良かったと思います。 父親と一緒にネイルの仕事をするのはとてもいいことだと思います。 そういえば、Takは現れなかったけど、謎があるのもいいですね。 全体の印象として、文章力、構想力が極めて高いと思います。 人物描写、風景描写、爪に関しての描写がとても丁寧かつ繊細で素晴らしいと思いました。 主人公と父親とをネイルが繋ぐ、とても面白くてじんわり温かなお話でした。 とても素敵な小説を読ませて頂いて、ありがとうございます⭐️
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三条さん とても長い話だったのに読んで下さって……ありがとうございます。 しかもご丁寧で心温まる感想まで頂けるとは!! 本当に嬉しいです! 私は短編連作は割と得意らしく、以前にも知り合いに勧められたことがあります。 でもこれ、エブリスタだと長編連作になってしまうのかな……💦 実は私はプロットを切りません。設定も作りません。 登場人物造形もほぼしません。 話のネタも作りません。勘で書いてます。 それなのに三条さんのように素敵物語として読んで下さる方がいらっしゃってくださるので、とても嬉しいのです。・゚・(ノД`)・゚・。 やはり小説は読んでもらってナンボだと思いますので。 登場人物につ
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