吉野衣織

愛の種類、根本の違いを教えてくれる物語
顔の傷ゆえに拾われなかった仔猫が、野良猫の師匠を得て生き方を学んでゆく物語。 それだけ聞くとありがちに思えるかもしれませんが、この作品のスゴいところは「愛」の種類とその根本的な違いを、わかりやすく解いてくれることです。 明確化された、それぞれのありようの違いに、なるほど、と唸りました。 作者様の、抉り出した真実をやわらかくくるむ手腕には、いつも溜息が出るほどの羨望を覚えます。 「猫」のこと、だけじゃない広がりを、愛情の形を示唆してくれる作品だと思います。これは恋愛に躓いてる人にも、色んな形があることを認識するのにいいんじゃないかな、などと、おばちゃんは思ったりもした次第です。
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身に余るご評価にかしこまるばかりです。 書いた者としては今回の出来にがっくりと肩を落としておりましたので救われる思いで拝見いたしました。 ひとまず、恋につまずいた者は箱に入って三毛猫師匠を待とう!と言う事ですね!(違)
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