鷹取 はるな

超個人的三大『#切ない』を見事にコンプリート‼
冒頭から私事で失礼致します。 常々、私は「『感想』とは文字通り、感じて想ったことだ」と考えています。 どうか、お許し頂きたい。 ――実は私、動物と老人と子供とが登場するお話にはめっぽう弱いのです。 結末が幸か不幸かどちらであっても、私の涙腺をもれなく激しく刺激して止まないのが、その三者たちなのです。 本作品にはそのものズバリではないのですが、その三者たちが登場してきます。 しかし、いわゆるお涙頂戴の『泣ける』話、――『さぁさぁ泣け泣け!どうせ泣きたいんだろう⁉』的なお話などでは、けしてありません。 断言致します。 ひとえに作者様の抑制の効いた静かな、しかし芯はしっかりとしていて実に温かい語り口の為せる業、――結実故にだと私は考えます。 本作品はたったの文字数6701文字、読書時間へと換算してもわずか12分の短いお話です。 しかしそれをはるかに上回る濃密さで、優しく温かい世界の『有り様』が描かれています。 またまた全く個人的な感傷で恐縮なのですが、本作品を拝読していて小沢健二の『天使たちのシーン』という曲を思い出しました。 「愛すべき生まれて育ってくサークル 君や僕をつないでる緩やかな 止まらない法則」という歌詞が、文字通りサークル(環)の如く回ること回ること! この感想を書くべく読み返している今この瞬間にも、脳内で繰り返し再生されています。 それも相まってもう、泣きそうです・・・・・・ これでも相当我慢致しました。 涙で文字を、内容を追うことが出来なくなってしまうからです。 私の拙い感想はこれくらいにして、後は存分に本作品へと浸り泣こうかと思います。
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鷹取はるな様 このような心にぐっと刺さる素敵な感想をいただけて、感激しております。 何度も読み返してしまいました。 二組の恋が絡みながらそれぞれ未来へ希望を繋いでいく、という設定で書いたものです。 鷹取さまのお言葉の数々、こちらまで泣いてしまいそうです。 小沢健二の『天使たちのシーン』は存じませんでした。早速youtubeで探して聞きましたが、素敵な歌ですね。優しくてとても心地良いです。 いただいた感想を励みに、また頑張りたいと思います。 本当にありがとうございました。
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作者様、ゆげ様にはイメージとする楽曲が在るやも知れないのに、大変失礼を致しました。 しかし、どうしても自分を抑えられなかったのです。 そんな横紙破りにお心寛いお言葉を頂いて、本当にありがたいです。 感想を書いた後でもう一度読み終えて、涙してしまいました。 とても素晴らしい、得難い読書体験をありがとうございました<(_ _)>
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