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よしい
よしい
2022/4/18 21:13
Twitterで書いてた奏良君と光兎の夏SS🎐 上の文章が光兎で、下が奏良君です。 攻めが受けに対する独占欲がどんどん芽生えていくのが好きです…もう人に対しては当たり前で、それ以外にも嫉妬する攻めが本当に好きです…嫉妬、独占欲、束縛…じわじわ芽生えてくれ…! ********** じんわりと暑い夏が俺らを包み込む。 外を歩いている時、奏良君が首元を手で扇ぐように振り払った。 俺の天敵の蚊が寄ってきたみたいだ。 「気付かなかった。俺、蚊に噛まれやすいんだよな」 「こういうのって気が付いたら噛まれてますよね」 「あの痒さは気になるから奏良君の優しさに助けられた〜。ありがとう。よく見てるな」 「俺は光兎さんしか見てないので」 恥ずかしげもなく甘い笑みを俺に向ける天使に胸の鼓動が煩くなる。 奏良君は何故こんなにサラッと言えてしまうんだろうか。 いつか俺もさらっと言えるようになって、奏良君をドキドキさせるようになりたい…なんて、してる自分を想像するだけで恥ずかしいと思ってる時点で格好もつかないけどな。 ****** 光兎さんの横を歩いていると、視界に見えた一匹の蚊が光兎さんの方へと寄った。それだけで普段なら横目で見過ごすような存在が気に障る。 こんな俺に光兎さんは優しいと言っていて、思わず苦笑いを浮かべそうだった。 もっと不純な理由だ。 服の下に隠された俺しか知らない昨夜の跡。 ずっと大好きだった人と二人きりの大事な時間。 誰にもその時間を邪魔されたくないし、その肌に触れていいのは…俺だけ。
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