鷹取 はるな

いい意味での真逆(ギャップ)
(以下、P1~7までを読んでの感想となります) 以前、とあるカレー店でどこからどう見ても『出勤前の二十代ホストとアラフォーの女性太客』の組み合わせを見かけたことがありました。 ――いわゆる『同伴』だったのでしょう。 行列もできるような人気店ですが、全トッピングをつけたとしても一皿で二千円以上食べるのは無理だろう価格設定です。 そんな、カジュアルな店での『同伴』 何ともオシャレで、何よりも意外性があります。 リクエストしただろうホストの青年のセンスの良さに、私まで彼を指名したくなりました。 つい、前置きが長くなってしまいました。 本作品の主人公の雀孔(ジャック)はホストではなくキャバクラボーイ(本当に『ボーイ』の年齢)ですが、『同伴でカレー店』以上のギャップを感じました。 ハッキリ言って、話を進め語っていく彼の口は汚く言葉遣いは悪いです。 しかし「トイレのカミサマがご褒美をくれた」や、「マイルールで3ヶ月は同じトコで働くときめてる」等、所々で純で真面目な性格を覗かせてきます。 思うに、まるっきりは隠しきれないのでしょうね。 極めつけは、「オレが貧乏性だからだ」とちゃんと自覚している点です。 彼を気に入った客のオッサンならぬオバチャンの私までもが、大いにキュンキュンとさせられてしまいました。 今のところ、この客のオッサンが謎だらけです。 金払いはいいものの、けして大金持ちではない――。 雀孔を気に入ってはいるが、実際にはどうこうしようとする素振りを見せない――。 全く個人的な希望なのですが、二人にはこのままラストまで、質素でささやかな『同伴』を続けていってほしいものだと思いました。 きらびやかで派手な鳥の象徴である『孔雀』を逆さまに綴る名前の『雀孔』には、それが相応しいと勝手に思うのです。
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丁寧で素敵な感想をありがとうございました😭✨ カレー店のホストさんのお話、私もトキメキました❗️(*゚∀゚)=3 まさに実は「純で真面目な性格」というのを書きたかったので、そこを読み取って下さってとても嬉しいです☺️ この度は拙作を読んで頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m
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超私見で失礼致しました。 続きが大変気になりますので、是非とも最後まで見届けさせて頂きます<(_ _)> こちらこそ、とても素敵な作品を紹介して頂きありがとうございました。
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