ボスコベル

美しい物語
 BLという言葉は比較的最近、知りました。 このお話の二人はBLでも良いし、 少女と少年の物語でも何ら違和感のない、 自然な二人でした。  引っ込み思案で内気な水口くん。 活発で社交的な黒野くん。  そんな黒野くんに水口くんは見初められ……。 華やかな黒野くんはきっと、誰とでも仲良くなれる人。 そんな黒野くんは、 水口くんを「見付けた」んでしょう。 惹かれた、そこだけ、明るくぱっと輝いていた……  そうとしか、言えない、そんな存在が、 水口くんだったのでしょう。  そこに理由は要りません。 友達を「見付ける」時もそうですよね、 クラス替えの時、入学の時。  そして、付き合いが続いて行っても、 水口くんは黒野くんが想像していた通りの人だった。 水口くんも憧れの黒野くんをどんどん好きになる。  理性と慎ましさをもって二人の仲は進みます。 そして、最後は……。  二人の友情が一生涯のものだと、 伝わります。  もし「恋」ではなくなったとしても、 兄弟のように、ずっと繋がっている二人だと、 分かります。  美しいお話に、きゅんとしつつ、 心が洗われました。  素敵なお話です。
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ボスコベル様 感想、ありがとうございます! 読ませていただいて、そうかも、そうかも、これはBLっていうか同性同士の恋の話でなくてもいいし、恋でなくて友情の物語であってもいいかも、と思いました。そのつもりで書いたとすら思えてきた…!笑 主人公の水口くんが幸せになることだけをひたすら祈って書いたので、そういう感じにとらえてくれて、ウレシイです。^ ^ ボスコベル様のエッセイにはいつも元気をいただいています。特殊な人がいっぱい出てくるので飽きません笑 ボスコベル様のお話を読んで「どうしてこういう人がいるんだろう」と思ったところから新しいお話が浮かんだりします。楽しみにこれからも読ませていただき
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