ともなり

超・妄想コンテスト『卒業』裏会場👑金賞受賞作品
卒業式の後、誰もいなくなった教室でカメラを構える主人公とそれに出くわした少年。顔見知りなのに知らない相手だった二人がその小さなきっかけで友情をはぐくむお話。潤いと温度を感じる描写は充分でありながらも過度な装飾も無くすっと胸に浸み込む様で、ゆったりと流れる時間やその場の息遣いさえ感じました。 二人が向かう先やその様子、それに伴う空模様にも暗喩が効いていてすべてのシーンがシームレスにかつ見事に切り替わっているのに本編のテンポは一貫したままにすすめ、衝撃的な事実に対しても読者にショックを与える事無くすんなりと受け入れさせてしまうのも見事だと思いました。ともすればお涙頂戴になりかねないモチーフを扱いつつも、一切そうは感じさせず、始終キラキラする青春の中にふわりと包んでしまっていて読み終わりも心地よかったです。
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金賞だなんて、とても嬉しいです!ありがとうございます……!! 情景描写や空気感には少しこだわりがあるので、上手く表現できていたようでほっとしました。細部まで読み込んでいただけたんだなぁと嬉しい気持ちでいっぱいです。 ご感想をいただき本当にありがとうございます!
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質の高い作品をありがとうございました。
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