山井縫

アパートに引っ越した独身女性が認めざるを無かったおちどとは
向こう三軒両隣などという言葉は既に通用しない世の中です。 マンションやアパートは壁や天井を挟んで向こうに他人が物理的にいるという距離感であり、それが様々なトラブルや不安要素になります。 ましてや女性の一人暮らしであればなおさらでしょう。 それが「おはようございます」という朝の何気ない挨拶をしてくる、 一見するととても爽やかな好青年であっても。 この作品の主人公が知らず知らずのうちに認めざるをなかった落ち度は 誰にでも当てはまるもので他人事と笑うことはできないものと感じました。
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