諸行無常
この言葉が当てはまる物語だと思う。 上手くいえないが、失ってしまった物事を追いかけても、そこから得られるものは少ないのかも知れない。 しかし、失ってしまった事自体から得られる物は、決して少なくない。 人生は完璧ではない。 どんなに完璧であろうとしても、どんな人間にも怒り任せに暴言を言ってしまうことや、上手く行かないが故に、劇中のような結末で人生を自ら葬ってしまう者もいるだろう。 完璧な人間などいない。 もし居るとすれば、それは感情と言うシステムを抜き取られてしまった人間の事を言うのだろう。 しかし、それはもはや人間とは言わない。 かなり特殊なケースではあるが、人が成長すると言う事の醍醐味が、この物語には詰まっている。 そんな事を読み取れた、とても良い物語でした(^^)
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