屋島司

嘗て僕のことを教えて下さった数学の先生が「この入試問題は従来型のアンチテーゼが効いていて興奮する」と真面目な顔で仰ったことがありました。数学という分野はあまり僕とは相容れない分野なのですが、人は何かしらに美醜を感じていて、時にはフェチズムに暴走することもあるのだなぁと気付かされたことは僕にとって割と大きめな収穫でした。美に向かって暴走するもの、それは「耳を狩る少女」でいうところのチェルですし、「早苗の喉」でいうところの篤志だったりします。これらのキャラクターの中には多かれ少なかれその某数学教師の遺伝子が紛れこんでいます。
1件

この投稿に対するコメントはありません