桜柚

どうも、桜柚です。 今日を執筆再開一週間前と位置付けます! 逃げ道は塞いでおくが吉です…(笑) 本編に入らなかったちょっと台詞小話をちまちま、リハビリがてら投稿しときます☆ 次回のつぶやきでは芹沢さんの小話を← ◆気になるおしごと 一琉「……あ?俺の仕事?」 雛乃「うん。栄太郎に殴られてばかりで可哀想…ゲフン!……いや、ちょっと気になってて」 一琉「哀れみを隠さなくて良いぞ。むしろ気を使うな。そっちが胸に刺さる。……ったく、藤森が朝廷の矛でもあり盾でもあるのは知ってんな?」 雛乃「うん」 一琉「それに伴い、大体は朝廷に従う形での役目をこなしてる。朝議に出たり、催事の執り行いを仕切ったり、武家伝奏と京都所司代を繋ぐ役目も請け負ってたな。ま、これは表向きの仕事。裏の仕事は言わなくても分かんだろ」 雛乃「あー、血生臭いやつよね?」 一琉「それもあるが、諸藩を見張る役目もある。各藩に藤森の者が潜んでいるんだが、まあ、入ってくる情報はえげつないのばかりで胃が痛い。つか、それを知らされた俺の身にもなれ。簡単にやれなんて言えるわけないだろうが!少しは時勢を学べ。時期を察しろよ……」 雛乃「(……かなりストレス溜まってるとみた。幕末だもんなぁ、闇深そう。歴史の裏側の番人みたいな位置っぽいもんなぁ……)」 一琉「身体がいくつあっても足りない。次期当主でこれだからな。ガチで当主継ぎたくねぇ」 雛乃「……あはは。でも、やるんでしょ」 一琉「まあな。お前みてえな子孫がいる事だし、繋いでいくしかねぇだろ。……ま、近々内輪でも、何か起きそうだが」 雛乃「?何か言った?」 一琉「いいや?さあて、そろそろ参内しなきゃなんねえから、出てった出てった。吉田も帰ってくんぞ」 雛乃「あっ、やば!座敷にいないと怒られちゃう!」 一琉「まあ、もう手遅れみたいだが」 吉田「ひーなー?」 雛乃「うっそでしょ!?何で、こんな早いの!!?」 ギャイギャイ騒がしくなる部屋に、微かに笑みを浮かべると一琉は、小さく息を吐き出した。思い巡るは告げられた指示。 一琉「……近々、常盤を片付けなければなァ」

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