habibinskii

こんにちは。「深海の歌姫」53話まで拝読いたしました。簡単ではありますが、感想を書かせてくださいませ。 人間の世界に初めて触れたシオンの心の様子が大変丁寧に描かれていて好感を持ちました。 なにを見ても聞いても分からないことばかりのシオンの視点で描かれているため、読み手も感情移入して、初めての世界に迷い込んだような不思議な気持ちになりました。 おおいに戸惑いながらも、けれど自分を奮い立たせる勇気をも持ちあわせた芯の強い女性なのかなと思いつつ読みました。 百合が登場して部外者のような扱いを受け、シオンが孤独をかみしめるシーンはリアルな心情の動きだなあと感心いたしました。 麗二の母とシオンの母の関係、過去の事件(事故?)など気になりますね。 魔女は冷血漢かと思いきや、なにか複雑な思いを抱えているようで、それがシオンの母の行方とどう関わるかなど、展開が楽しみです。 ところで一点だけ分からなかったところがあるのですが。 シオンが麗二に会いに食堂に向かうシーンで、「十字型の板」とありますが、これはなにを指すのでしょうか? よろしければご回答をいただけましたら嬉しいです。 基本的なことですが、貴作は文章が大変に読みやすくスラスラと読めるためか、ネット小説にありがちな改行や空行を入れなくても全く苦にならないものだと思い知りました。 ネット小説的な書きかたをしないと読まれないかと思って拙作ではそうしたのですが、逆に空行と改行をどこにいれたらいいのかで悩んでしまって、最初から入れなければよかったと後悔中ですw ほかに「雨の切れ間に」「ライフ・ワーク」を拝読しました。 「ライフ・ワーク」はあるあるでつい笑ってしまいました。 それではまた。ご執筆を応援しております。ありがとうございました。 habibinskii拝
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habibinskii様 こんにちは。感想ありがとうございます! 簡単だなんてとんでもない。ここまで詳細に本編の内容を汲み取っていただき感無量です。 人魚から見た人間界の光景は、本作で苦労した点の一つです。家具や服の名前を知らないシオンがそれらをどう形容し、なお差している物の内容が読者に伝わるにはどうすればいいか、表現方法に頭を悩ませました。 たった一人で人間の世界に飛び込むくらいですから、シオンには芯の強さがあると思います。それでも時折海への郷愁を感じたり、疎外感を抱いてしまったりするところは人間らしい心の動きなのかなと思います。 心理描写にはどの作品でも注力しているので、その点を評価
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