屋島司

いつもありがとうございます。屋島です。突然ですが半年から一年程度修行することにしました。理由としましては単純で、自らの語彙力の闕如と論文作成が想定以上に難航していることです。正直自分の目指すべきところを見失ってしまいました。喩えるなら「楽園」へ向けて古巣を離れひたすら孤独に飛びつづけた末、その「楽園」は蜃気楼であって(蜃気楼を見た、ということさえ虚構かもしれません)むざむざと古巣に帰ってみればそこも燃やされて跡形もなくなっていた、、そんな感じです。しかし僕は諦めたくはありません。必ずや論文を完成させ、学生以内に小説を出す、その野望の焔は絶やしてはいません。猶予はあと5年。そこから逆算して見積もった結果修行期間を設けることにしました。作品を中断することは仮にも小説家志望としてあってはならないことだとは重々承知しています。けれど、まだ実力の伴ってない身分で拙速に完成に漕ぎ着けるのは僕の為に生まれた彼らを殺しかねない愚行だと思い直し、この決断を致しました。僕の作品を少しでも触れて下さった皆さまに対する冒涜をお許しいただけると幸いです。つきましては膿を出し切るべく、水面下で自分が書き続けてきた長編小説の第一部を随時公開しようと思います。重ね重ね自らの不徳を反省し、新しく生まれかわることを誓います。
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