鷹取 はるな

白き花の名を持つ彼の真なる姿は
(以下、P1~13までを読んでの感想となります) 本作品の主人公にして語り手でもあるジェラルド・スノードロップは、世界に五指しか存在しない最強魔道士の一人です。 やたらと、低身長なことやジジイであることを気にしていますが、彼の性格故なのでしょうか。 P2の設定を読んだ限りでは、「それほどでもないのに」と魔道士などではない私はそう思ってしまいました。 彼、ジェラルドは冒頭部分のプロローグから「胃が痛い」等、愚痴を吐きまくりのぼやきまくりです。 同僚らへは全く歯に衣着せない毒舌三昧の、なかなかどうして烈しい人となりの御方です。 『スノードロップ』という、白く可憐で清楚な花の名前を姓に持っているのにもかかわらず――。 彼の髪の色が「雪のように白い」のも、何か関係しているのでしょうか。 大いに興味をそそられたので、スノードロップについて少しだけ調べてみました。 ――何と、聖書の創世記にまで遡ります。 禁断の実を食べ、エデンの園を追放されてしまったアダムとイヴ。 天使が彼らを慰めるために、降っていた雪を花に変えたのが由来だとされています。 その話に因んでか、花言葉は「希望」と「慰め」です。 しかし一方では「あなたの死を望みます」という、恐ろしい花言葉も伝えられています。 イギリスの一地域には、「恋人の亡骸にスノードロップの花を供えたら、雪の欠片になってしまった」という伝承があるそうです。 それ故に、「スノードロップは死の象徴である」という考えがあるそうです。 私は、最後の花言葉にこそ最も強く惹かれました。 今回、私が読まさせて頂いた箇所まででは彼の魔道士としての力、魔力はほんの欠けら、――片鱗しか窺い知ることが出来ませんでした。 それは必ずや『死』にもかかわってくるだろう、凄まじいまでのものだ・・・・・・ 私にはそう思えて仕方がないのです。 深読みを失礼致しました。
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花言葉まで調べて下さり有難うございます 実はスノードロップの花言葉やその色から容姿や生い立ちを作っていったので、何だか見透かされたみたいでドキッとしました(笑) ページスタンプやスター、とても励みになりました!有難うございます!!😊✨
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全くの的外れでなくて安心致しました。 とても特別な名前のように思えたもので。 こちらこそ素晴らしい作品をご紹介頂き、ありがとうございました<(_ _)>
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