ともなり

超・妄想コンテスト『芽生え』裏会場銅賞受賞作品
巧みな心理描写が光るヒューマンドラマ。恋愛作品ではありつつもむしろ、子供の世界から少しだけ踏み出そうと言う頃の一つの重要なイベントを描くようなものに思えました。まだ見える世界がさほど広く無い頃に抱える気持ちを見事な比喩で彩るだけでなく、魅力的な登場人物の生き生きした様子も温度を感じられそうにリアリティがあってどこにもダレた部分を感じませんでした。ただ、事が思いのほかスムーズに進行してしまう事と、多分この作者さんならもっとできたはずの感情の鬱屈と大解放が思うより大人しく、読み終えてみるとリアルタイムに進行していた物語と言うより遠い日のキラキラした思い出と言った感じの爽やかさが勝っていて、多分自分の思いに対してかなり深刻に捉えていたはずの子供のお話と言った印象が薄れてしまっているのが残念でした。
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 この度は素敵な賞をありがとうございます!  嬉しいお言葉の数々に加え、「私ならもっとできたはず」と捉えていただけたことがなによりも嬉しかったです。確かに、事がスムーズに進んだ点や、感情の鬱屈した描写などが足りなかったなと思いました。もっと厚みを持たせたり、感情を描けるようにしていきたいです。頂いたお言葉、全てが今後の課題、参考になります。アドバイスありがとうございました!  これからもがんばります!  改めて、ありがとうございました!
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失礼な事を勝手に言いましたのに寛大に受け止めて頂き助かります。 素敵な作品ありがとうございました。
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