登坂 歩

血縁という普遍的な価値観と、最新科学の融合
読みやすく流れるような文章に、思わず一気に読了しました。 私は一人っ子の立場として読みましたが、きょうだいがいる人が読んだほうが確実に物語の背景への理解が深まる作品です。 最も身近に存在しているはずの家族の、それでも見えない部分を可視化することで伝えられる想いや愛情がとても伝わってくる良作だと思います。 また、家族との関係というこれ以上ないほどアナログなもの同士を繋ぐのに、デジタルという最新の技術がひと役買う設定に思わず唸りました。 すぐ読める、とかそういう陳腐な理由ではなく、主人公と弟、双方の立場でじっくりと読んでほしい作品です。 (感想とかレビューってあまり書いたことがないんですけど、こんな感じでいいんですかね?)
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😭レビューありがとうございます。 私も同世代ではめずらしいひとりっ子で、きょうだいがいるってどういうものだろう、と思っていました。憧れの気持ちだったのでしょう。 長女と長男が生まれ、彼らを20年以上見てきて、こんなものだろうかと確かめるような気持ちで書きました。だから、もしかするとSIGは私の分身なのかも知れません。 素晴らしいレビューを、ありがとうございました🙇‍♂️
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