吉田安寿

トピックへのご参加ありがとうございました<(_ _)>
 面白かったです。 妖(あやかし)が見えて、関わりを持つという設定はよくあるものの、その能力のせいで苦労し、孤立してきた主人公の百草君。ほほぅ、孤独を抱えた主人公がクールに妖を倒すとか、妖絡みの事件をスマートに解決しちゃうのかな? というありがちな予想は鮮やかに裏切られました。妖のせいで普通の生活すらままならなかったせいか、語り手である百草君の一人称は、ちょっぴり卑屈で、けれども若者らしい軽妙さもあり、突っ走ったノリツッコミには笑わせていただきました。  そもそも彼にはなぜ妖が見えるのか? どうして八尺のような妖に度々命を狙われるのか? つららちゃんの言うオーナーって? そして何より黄泉津狼という存在と毎日見る不思議な夢。その一つ一つが今はまだバラバラの「謎」として散りばめられている段階ですが、「これから一体どうなるんだろう? どう繋がっていくんだろう?」という良い意味でのモヤモヤが生まれ、気が付けば最新更新分まで拝読していました。文章はやや粗削りなところも散見されましたが、一人称ということもあり総じて読みやすかったです。  少し気になったのは冒頭の夢のシーンです。ここは普段の百草君とは明らかに雰囲気が違う感じでしょうから、淡々と簡潔に描いたほうが読者を引き込めるのではと思います。具体的にはレム睡眠のことなどは説明する必要はないかな、と感じました。 あと一人称で書かれているお話なので「虚ろな瞳で」という描写が少し引っ掛かりましたが、夢の世界だから良いのかな。夢の中の自分を客観的に見ているのだという意味で書かれているのでしたらすみません。  もう一つは越見店長と出会うシーンでしょうか。おそらく重要なポジションとなるキャラでしょうから、彼女との出会いはもっと印象深くしたいところです。店長は百草君がやはり昔好きだった人と分かって驚いていますが、それが具体的にどんな表情だったのか? 百草君のほうも恋愛感情までは抱かなくても、彼女のどこが魅力的に見えたとか、ファーストインプレッションの描写があればなお良いのではないかと思います。 ありがとうございました!
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感想ありがとうございます(●´ω`●) 確かに越見さんの最初の印象薄いですよね💦 そこら辺も今後課題にして頑張ります(; ̄ー ̄A こちらこそありがとうございます!
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