エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
2つの僕とハイヒール
吉田安寿
2022/7/26 16:39
トピックへのご参加ありがとうございました<(_ _)>
メッセージ性のある、とても素敵な作品でした。 但し、「マイノリティを理解すべき!」というような偏った押しつけがましいものではなく、「理解できなくてもいいけど、頭から否定もしないで。こういう人たちがいてもいいじゃない。そもそもみんな違う人間なんだからさ♪」という軽やかなファジーさが感じられます。 さて、子どもの頃から「自分」に悩んできた主人公の千晴さん。冒頭の彼は自らの意志で女装していますが、それを恥じてもいるようです。固定観念に縛られて息苦しさを感じている様子でした。 そこへ真の理解者であろう社長から依頼された特別任務により、ドラァグクイーンのリッキーさんと出会います。常識にとらわれず、心のまま自由にドラァグを楽しむ彼。 「物事は全て言葉で説明できるものじゃない」から始まる彼のメッセージはとても普遍的で心に響きました。橘川幸夫さんが「良い文章とは、誰も思わなかったものを書くことではない。誰もが思いながら言葉に出来なかったものを書くことである」と仰っていますが、まさにそういう一文であり、この作品を象徴する名セリフだと思います。 以下、気になった点です。ご参考までに。 P1で帰宅した千晴さんは、前述したような葛藤と迷いの中にあると思うのですが、この時点でその苦しみに触れておいたほうがラストの解き放たれた際の喜びがより際立つのではないかな? と思いました。 また、作者様はほとんど一気に近い感じでこの作品を仕上げられたのでしょうか?(違ったらすみません)文章から並々ならぬ熱量と勢いを感じるのですけれども、それだけに助詞の使い方や語順、状況描写、場面転換の演出など、推敲の余地があるように思います。完結して時間が経っているでしょうから、今の作者様ならばきっとお気づきになると思います。 素敵な作品をありがとうございました! (余談ですがドラァグクイーンですと、私はアリッサ・エドワーズが好きです♡)
いいね
・
1件
コメント
・1件
三上優記
2022/7/28 12:44
読了ありがとうございます。 全体を通して丁寧読んで下さりありがとうございます。 感謝いたします。メッセージや2人の感じが伝わっていたので嬉しかったです。 おっしゃる通り、だいたい1週間くらいで書き上げたので、結構粗が目立つできにはなってしまったかな、という心残りはありますね。何とか時間を見つけて推敲していきたいです。ご指摘ありがとうございました。 素敵なトピック企画+レビュー、ありがとうございました。 (アリッサ・エドワーズは最初見た時女の人にしか見えず、ビビりました…! 余談ですが、リッキーさんのモチーフになったクイーンの方はRaja geminiさんというお方ですね。この人もめち
いいね
・
1件
コメント
前へ
/
1ページ
1件
次へ
吉田安寿