柏木実

 「春の音が聴こえる」投稿中です。  元の元になったプロットはうんと古くて、中学生の時に(確か2年生の時)作ったもの。  祖母が年末に近所の写真屋さんから頂いてきて私にくれたカレンダーの中に「春の舞」というタイトルの写真がありました。森の中で舞を舞っているように見える赤いマントと黄色いマントを着た人が写っていて、そこから春の賢女二人が「時の森」で春の舞を舞うことによって春が来る云々…というお話ができました。まあよくあるように、春の国の繁栄を妬む冬の魔王が賢女たちを誘拐して…とか、中学生四人(というのは私と友人とそれぞれが片思いしていた男子二人(笑))が運命に呼ばれて賢女たちを救出する…とか、ありきたりのプロットを作っていろんなシーンを想像して授業中楽しみ、しかし物語自体は新しいノートをおろして数ページ書いてみただけで放っぽらかし。  それが何十年も経った今年、応募することにしていたお話のピンチヒッターという形でようやく完成したのでした。応募のために書いたので、いつも私が書くものよりは短いお話になりましたが、これはこれでいいかな、と。  二人はカッサ魔法高等学校に行くのかな。そこで誰と出会うのかな…というのが、他の物語との今後の絡みです。書くかどうかは未定ですが(笑)。今度はちょっと違うジャンルの(魔法から離れた)お話を書き上げたいと思っています。

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