才能の塊
この主人公のような人生を送っていない私が、これを理解しようと考えること自体きっと愚かでおこがましいことなのだと思う。 でも、伝わる。 ありありと目に浮かぶし、主人公の心も、とてもよくわかる。 誰が読んでも、きっと作者様が描きたかった人生の断片をそのまま受け取ることができる。 そういう作品だと思います。 心の内側から勢いで書き殴るような文章なのに、秩序があって、リズムがあって、描写の挟まるタイミングや、具体性、言葉使いの切り替わり、転がり落ちるように終わっていくラストシーン、どこをとっても、非の打ち所がありません。 とんでもない人を見つけた。そう思わせられた作品です。 存在自体が文学のような作者様が、これからどんな作品を生み出していくのか、とても楽しみです。
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全ての言葉が嬉しいです。 有難うございます。 目を瞑り、唇を閉じ、喜びを噛み締めております。叫びたい気分ですが、もう夜が始まってしまったので諦めます。 "存在自体が文学"という表現、とても素敵です。その言葉が似合うような作品を書き続けます。また読んでいただけると嬉しいです。
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