もずぽん

魅力ある物語です
映画のシーンの積み重ねた脚本とか、弟切草みたいなゲーム脚本のように感じつつ引き込まれて繰り返し読んでいます。 2回目を読み、私が一番怖かったのは、星野のストーカー化でした。(警察の対応含めてです) 溺愛という名の病、については、あの狂気に走った父ですら、わかる気がしました。樹のそれは父とは違って見えたので更に理解できます。椎名の言う事がその通りだ、と拍手したくらいです(笑) とは言え、桂も樹も父と母の犠牲といえましょう。桂は母に、樹は父に、存在まで否定され、嫌悪され。もっと狂っていてもおかしくない環境です。 幼い頃、出会えた救いの存在である百合香がいたから樹の方がマシだった、桂は孤独だったでしょう。 百合香が最終的に樹を選べたのはどうしてか、少し不思議でした。それまでの彼女の行動や考えからすれば逃げ出すはず。魂レベルで惹かれてた、からでしょうか。 唯一苦手だったのは一華です(苦笑)彼女の言った田舎娘は兄弟の母のことですよね? それとも他の子? 兄弟の母のことなら確かに見ていたかもしれませんが、それでもやはり口出しするのはお門違いですね。偶然にでも最後の方に再登場しなくて、心からホッとしました(笑) 椎名姉弟も同じ遺伝子をもつ、とありましたが、彼らが執着したのは樹たちに対して、で正解ですか。だとするとそちらの方が厄介ですね(笑) 最後の最後で覚悟と愛を自覚した百合香は魅力的でしたが、それまではどこに魅力があるのか、いまひとつわかりませんでした。樹は公園で出会ってるので百合香が当然運命の相手でしょうが、桂はなぜ?寂しかったから? もういちどしつこく読んでみます。 わたしは、樹の溺愛という名の病は、嫌いではありませんし、さほど異常とも思いません。桂の言う愛という理屈で自己愛を正当化、も、OKと思えます。単なる下の欲望を男だから当たり前、単なる練習などと正当化する輩の方がよほど下劣です。 ところで、樹が跡を継ぐと承諾したのは、星野を遠ざけてもらう交換条件ですよね。桂が元気になれたなら、それはチャラにできたのでしょうか。未読のスター特典にありますか。もしくは続編あたりに。。。 というわけで、かなりお気に入りなキャラ(特に樹、椎名、最後の百合香)なので繰り返し読んでおります。 ありがとうございました。
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感想ありがとうございます、大変勉強になりました。 やはり読者の方からご意見を頂けると、私の独りよがりになりがちな創作に新しい視点を向けられるのがいいですね。大変ありがたいです。 長文に長文をお返しするのも読みづらいかと思いますので、一部のご質問や疑問点について箇条書きで回答させていただきます。 ・椎名と一華の「溺愛という名の病」について 椎名については樹で正解です。一華は樹と桂の母親である葵に対して向けられています。 前者はともかく、後者については本編中でバッサリカットしてしまっているので、読者の方には気づきようがないなと反省いたしました。彼女の言った田舎娘は兄弟の母親で合っています。
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ご丁寧にお応えを、ありがとうございました。 一華の事は驚きで、もう一度よくよく読まねば、と思いました(^^) 仕事後、楽しみに読みます。 感謝いたします。
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