鷹取 はるな

たとえ、小さくなくなったとしても・・・・・・
清少納言は『枕草子』にて「うつくしきもの」=「かわいいもの」として、主に子供の姿や仕種を色々と事細かに挙げています。 その中にこっそりと、本作品の小学校に上がったばかりの駿こと駿太郎の『抜けた前歯の隙間』も忍び込ませたい! ぷにぷにお手手の『にきゅきゅう』も忘れずに、是非とも追加させたい! 本作品を拝読し、つい、そんな衝動に駆られてしまいました。 主人公で語り手の充(みつる)も又、駿の『抜けた前歯の隙間』を「何も存在しないただの空間が可愛いなんてちょっと変だけど、本当に可愛いかったんだ」とまで言い切っています。 「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし」=「何もかも、小さいものは皆可愛らしい」と断言している女史ならば必ずや、私と充とに時代を超えて激しく同意をして下さるはずだと信じて止みません(全く個人の見解です) 充と駿との年の差は三才です。 小学生の時は、実際に血のつながりがある兄弟よりも「お兄ちゃんと弟と」だった二人。 それがお互いに成長するに従い、徐々に距離が縮まっていきます。 物理的な年齢差は変わりようがないので、精神的な心の有り様がとでもいいましょうか。 どちらかが一方的に詰め寄るのではなくて、極めて自然に惹かれ合い寄り添っていった『結果』であることがとても微笑ましく、――そして、とても尊いのです。 その『結果』が、ラストシーンでは描かれています。 #ほのぼのに表されているように、実にホンワカほっこりした心温まる情景です。 しかし私は「駿はゼッタイに、確信犯的なワンコ攻めに違いない!」と、脳内にてレーティング設定をブッ超えてしまったことを作者様へとお詫び申し上げます。 本作品の『了』の後の続きを妄想してしまい、どうもすみませんでした。
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鷹取さま 暖かい感想をいただきありがとうございます。 『枕草子』には驚きました。「うつくしきもの」言われてぼんやりと思い出しました。そこに追加したいと言っていただけるなんて。女史にも気に入ってもらえたなら嬉しいなあ^^ 出会ったときは充の方が圧倒的にお兄ちゃんで、駿はほんとに小さくて子ども特有の可愛らしさ満載だったのに、それがだんだんと成長して…… 色々と汲み取っていただき、ありがとうございます(*´ω`*) そして! そうなんです、「確信犯的なわんこ攻め」あああ、まさに駿にぴったりのイメージ、ありがとうございます(T∀T)完結したその先まで妄想いただけるとは嬉しい限りです。 今回も
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丁寧なお返事を頂き、どうもありがとうございます。 『枕草子』のあの段は、「清少納言はおねショタか?」と思えるほどに小さいコにゾッコンラブ!だったのを思い出しまして。 引用させて頂きました。 『にきゅきゅう』、何てカワイイ響きなのでしょうか…… 大人になって、「確信犯的なわんこ攻め」な駿をデレデレにゆるしている充もいいですね~ 私まで頬が緩んでしまいました。 とても素晴らしい作品を紹介して頂き、こちらこそありがとうございました! ゆげ様もお体にお気を付けてお過ごしくださいませ<(_ _)>
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