戦場を翔る、歪で不器用な愛の魔法。
まずは、素晴らしい物語をありがとうございました! 憎むべき相手と、愛する為の約束である「結婚」をする。物語はそんな「歪な」始まり方をします。 冒頭から続く、淡々と登場人物たちの感情を描き出す文章は実に見事で、思わず息をつめて没入してしまいました。 切ないんですよ……歪だと言いながらも、その形を心底愛おしく思ってしまいます。 仲間との友情、夫婦の愛情、師弟の思い。 プッペのピアス、桜のネックレス、天竺葵の名前。 この物語に出て来る、全ての関係性がかけがえのない大切なものです。 切なくて、美しくて、そして希望に溢れた彼らのミライが、この先も続きますように。 最後のページの穏やかな日常の続きを、心から願わずにはいられません。 本当に素敵なお話で、最初に読んだ時も、もう一度読み返した今も、何度も泣いてしまいました。 この作品を届けてくださり、ありがとうございました!

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