三谷椛

不器用な友情が愛おしい
嫉妬から始まった関係がいつしか友情に変わる。清々しくも後味は仄かに苦く、でも希望が見える、素晴らしいお話でした。 相手の弱みや心を少しずつ理解していって分かり合えるようになる過程が繊細な筆致で映し出されていて、演劇の難しさや現実まで書き切る力は本当に見習いたい所です。 彼女達の不器用で、そして暖かい友情がいつまでも続く事を願うばかりです。 本当に良い話でした! 解釈違いがあればすみません!
3件・1件
三谷椛さま、レビューありがとうございます。 「不器用さ」は本作の一番のテーマだったので、汲み取っていただけて嬉しいです。 また、どの作品においても「現実の厳しさ」を意識しているので、そこにも触れていただけて、報われる思いです。 憎しみの原因が身勝手な嫉妬だと気づいたとき、自分の醜さと向き合うのはとても怖いことだと思います。 笠井のように自らの弱さから目を逸らし、相手を貶めるか、陽子のように自らの弱さを認め、歩み寄る努力をするか、どちらにでも転ぶ可能性があるのが人間だと考えています。 【相手の弱みや心を少しずつ理解していって分かり合えるようになる】 まさに椛さまが仰る通り、憎んでいる相手

/1ページ

1件