蒼月 友

無限の色を司る道標
主人公の心象を映し出すかのような夜を舞台にした暗めのお話ですが、巧みで透明感のある筆致に導かれ、心地よく読み進めることが出来ました。 作中に登場するいくつもの色の名前が印象的です。目の前に広がる世界の茫漠さや、一つ一つのシーンの空気感を効果的に表現されていました。 確かに、世界にも、思い出にも、感情にも、そして青春にも色の名前がよく似合います。 最後に彼女が出した答えには、夜明けのような清々しさを感じました。 青春という夜の海を漂い、生き惑う二人。彼女たちが自分たちの行先を向日葵に仮託した姿には、未来を目指す為の理由が込められていたのですね。 光。無限の色を司るその道標は、誰の心の中にも差し込んでいるのかもしれません。
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たくさんの素敵な言葉をありがとうございます! 私がうまく表現できなかった部分まで汲み取っていただき、本当にありがたく、嬉しいです。 約1ヶ月半公開期間中、蒼月様の存在が励みになっていました。 お付き合いいただき、本当にありがとうございました!
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こちらこそ、美しい時間をありがとうございました! 観月さんのことは、過去の短編作品を拝読した時から、才気あふれる方だなぁと思っていましたが、長編も素敵でした。 今後、益々のご活躍をお祈りしています。
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