罪袋

とても面白い。という作品の特徴を表さないアバウトな表現になりますがこの作品に魅了されました。 といってもまだ序盤あたりしか読んでませんが、それでも評価ができる良い作品です。 最初、主人公は人間というミスリードにまんまとひっかかりました。主人公が名前を告げるシーンでは編集の良さに驚きました。小説で映画のワンシーンを見てるような気分を味わったのは久しぶりです。 幻想郷の人里も違和感がありません。人里で繰り広げられた人と妖怪の喧嘩は妖怪と人間が退治するされる、食べる食べられる関係が薄まってきた幻想郷を表せれて良かったです。妖怪を拒絶する人里という二次創作しか出会えなかった自分にとってはありがたい存在です。 あまり仏教に詳しくは自分ですが、聖に自分が居た世界での話をするシーンでは実際に起こった廃仏毀釈に妖怪が関ってる。妖怪が存在する世界、東方の世界観を再現。いや、きちんと解釈ができていて時間すら忘れて読むのに没頭できました。 稚拙というか言葉足らずな僕の文ではこの小説の良い点をまとめることはできませんがレビューを書かせていただきました。

この投稿に対するコメントはありません