屋久堂義尊

https://estar.jp/novels/8250820『常世は今日も雨が降る』更新しました。  生きるとは何だろうか? という問いに、挑み掛かった者は大勢います。聖者、哲学者、芸術家、その他色々。シンジはそのどの要素も孕んだ人物にしています。或る意味宙ぶらりんな存在です。それは彼が私の代弁者だからです。  私は或る宗教を信仰しています。同時に哲学も好きです。また芸術で生きて行きたいと願う思いも有ります。その三種を含みつつどれをも否定するのが私の生です。  シンジという人物は高校生の頃の私が作り上げた存在ですが、彼は当時の私の将来像になるなと思っていました。そしてそれは現実になった――いや、現実はもっと悪かったりします。  高校時代には既に厭世観漂う青年でしたが、その原因は今も同じです。何をやっても上手く行かないからです。結局私は年を重ねてもあれからの成長は見られませんでした。  シンジの物語には実は結末を決めていません。彼が最後にどうなるのかが、筆者の私も気になる所です。  またのんびり更新して行きたいと思います。宜しければ手に取ってお読み下さい。
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