kou

解釈を委ねられました
 密かに想いを寄せていた女性と再会できて、友人を交えてでも一緒に過ごす時間ができて密かな幸せを感じていた。  なのに突然の結婚報告。好きな女性が幸せな笑顔をしているのは、好きな人にとってこの上ない喜びである筈なのに、それを心の奥底から喜んであげられない寂しさ。私も経験があるので分かる気がします。  好きという思いが叶えられない、物悲しいお話ですね。  聞いたことがありますが、《思》いが強すぎると、頭から角が生え、心が歪んで《鬼》になる。  鬼になって女性を不幸にしてしまう前に、主人公は去って行ったのですね。  主人公の最後の言葉は、引っ越すとも、自らこの世を去るとも取れるもので、読者に解釈を委ねるところが良いですね。
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 kouさん感想、フォローありがとうございます!!  まったくその通りで、そのまま作品説明に載せれそうです!  最後の言葉はまさにそんな感じで、見る人によっては後味が悪いかなぁとも感じましたが、わざとそう濁して、読んでくださった方に委ねようと思っていたんです。伝わってすごく嬉しいです。
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