MMD

読み返すと分かる作者のこだわり
主人公の女性が失恋の末、彼氏を殺して食べてしまった。彼女にとってはそれが愛のカタチなのだ、という話。 一回目に読むと、9ページ目の「ピンキーリング外してないでしょ?」って所でラストの不穏さに気づくと思います。それは最後に会った者しか言えない言葉ですから。 二回目に読むと、食べ物に関するワードが沢山出てくることに気付きます。金平糖、焼き鳥、チョコレートにカレー(これで全部かな?)。主人公も食欲旺盛ですし、意図して書いていることがわかります。直接的ではないワードが不穏さを掻き立てますね。good。 また、1ページ目の“金平糖を踏みつけた”って文章は殺人の描写ですよね? 書き方がとてもお洒落でした。読み返したときのこの一文でレビューを書こうと決めました。
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MMDさん。 感想ありがとうございます。 ワード。おっしゃる通りです。 最後に向かうための流れに必要なワードだったのです。 色々読み取ってくださり、とても嬉しいです。
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こういう“読み終わった後にもう一度読むと気付きがある話”って、良いなぁ、と思います。
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