月と待宵草の武家恋物語
佐古見真祐さんの小説は、前作の「夜逃げ転校生」もそうでしたが、しっとりとした情感が何とも言えず行間から滲み出てくるので、読み終わると、雨上がりの森の中を歩いたような、大切なとても良い時間を過ごしたような、そんな心持ちになります。 しかも今回は武家恋物語! のっけからぐいぐい引き込まれて、気づけば水上藩の一員になっています。三虎兄弟は勿論それぞれ異なった格好良さを見せつけてくれますし、迎え撃つ(?)女性陣も全く受け身どころでなく。 そしてもう一つの真祐さんの持ち味である(と勝手に思っています)全体に漂うミステリーの香りが何とも不穏で魅力です。 さて皆さんはどれ位伏線を見逃さずにいられるでしょうか?
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ローゼマイヤーみはるさま 嬉しいお褒めの言葉いっぱいの感想をお寄せくださって、ありがとうございます(≧∀≦) 江戸時代の雰囲気を出しつつも、時代モノを読まない方でも楽しく読みやすく書こうとがんばったので、ぐいぐい引き込まれたとのこと、とても嬉しいです。 この作品は私が初めて書いた小説で、 「私の読みたいお話を書いてみよう」と、とにかく出し惜しみしないで全力投球で綴りました。 私の好きな小説要素の中で、 「登場人物が人として成長していく」 「都合のいい偶然 が少ない」 「試練を努力で乗り越えて幸せになる」 「両思いだけど壁あり」 「最後にびっくり。起こる出来事には理由があった!(これを考
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これが最初とは… 「処女作にはその作家の全てが表れる」と言いますが、まさにそうかも! 真祐さんのポイント1-5(いやそれ以上おありでしょうが)深ーく頷きます。2はほんと、細心の注意を払いますし、5は脳にフル活動してもらいます。 真祐さんの作品は本当に楽しみで、だから勿論「次」もお待ちしていまーす!!
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