桜井 明日香

自分ならどうするかを考えさせられました。
子どもの頃、絵本の『青髭』を初めて読んだ時、それこそ夜寝られなくなるほど恐ろしく、またどこか魅力を感じていました。 そんな思い入れのある作品のオマージュに、時を経て出会えるとは……。 冒頭から『青髭』をほうふつとさせ、おどろおどろしいことがおそらく待ち受けているにもかかわらず、わくわくしました。 友里亜が地下室で見たものの詳しい描写にはとても惹きつけられました。ですが、『青髭』とは異なる感じに「あれ?」と疑問を抱きます。 最後、当初抱いた疑問もすっきりしました(これから母親はどうなるのかという疑問も生まれますが)。 夫の抱える疾患も目に見える(隠せる)ものなのが、上手だなぁと感じました。 なお、私ならどうするか考えてみたところ、せっかく金持ちの医者と結婚できるのだから、言いつけは守るだろうと思いますが、若い頃ならどうなっていたでしょう。 『青髭』の世界に自分ならどうするだろうと考えさせるスパイスもあり、とても楽しんで読ませていただきました。
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素敵な感想をありがとうございました。グロくするか、パロディにするか、すごく悩んだ結果、ちょっと中途半端になってしまったようにも感じています。もう少し、グロく、怖くても良かったかなと。 最後、あのお母さんはどうなったのか……皆様の想像に任せたいと思います。 本当に素敵な感想をありがとうございました。
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