咲蔵 風人

社会の「川」に映る自分に、違和感を持つ「犬」
言葉でのやり取りがどれほどに難しいか、痛感させられた作品でした。果たしてこのような子供が身近にいた時、自分たちはどうしてあげられるのか。押しつけの生き方ではなく、彼自身に未来を切り開かせる選択をさせるにはどうしたら良いのか。様々なことが考えられますが、主人公がワンコに「ものがたり」を託したことは、そこの答えの一つであると感じました。 本当に、言葉では言い表せない寂寥感に襲われる、大変考えさせられる作品でした。
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咲蔵さん 素敵なレビューをいただき、どうもありがとうございます。 「御伽噺」は抽選方式だったので、どれが当たってもあわてないようにネタ出しをしていたのですが、「犬と肉」はネタが思いつかなかったうちの一つでした。たぶん、話がシンプル過ぎて捻りようがなかったのだと思います。 結局、ちょうどその時に読み返していた新書から着想を得ることになりました。 かなり力を入れて書いた作品だったので、評価していただいて嬉しいです。ありがとうございました。
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