from.Aug.

尚子と最後に会った日から気付けば10年という時が経っていました。 その頃に書いていた日記を久しぶりに読み、あの頃はこんなこともあったな、こんな気持ちになっていたんだと懐かしく、少し切なく、色々な感情がじわじわと蘇ってきました。 尚子がいなかったら生きていけないと思っていた私が、10年も尚子なしで生きています。 もう、それが当たり前の毎日です。 SNSで尚子の投稿を見ていると、尚子も同じくそれが当たり前なんだとわかります。 10年の間にも、男性で好意を寄せてくれる方が何人かいました。 女性同士のマッチングアプリも試してみました。 人を好きになるということは、凄いことなんですね。 疑問も持ちました。 この人の好きは本当に好きなんだろうか?と。 私が好意に応えられずお断りすると、しばらく経つと他の誰かとお付き合いしていたり、、。 ただ私が気持ちの切り替えができないだけで、普通の人はそういうものなんでしょうか。 まだ尚子のことが好きなのかと言われると、正直よくわかりません。 元々好きだったのか?これも正直わかりません。 ただの執着、依存だったんじゃないかと思ってしまうときもあります。それだけ自分勝手に尚子を振り回してましたから。 でももし尚子がもう一度、、って言ってくるようなことがあったら、間違いなく受け入れるでしょう。 幸せな家庭を築いている尚子のことをもし、、って考えている時点で自分勝手ですね。 10年ってあっという間です。 今後の人生を考えると今までの10年なんて、ほんの一部でしょう。 そう考えると、これからでも、新しい好きな人が現れる気がしています。 その人と幸せになるための、尚子との出会い、別れ、10年、だったかもしれません。 どんな小さな出来事も、選択も、きっと無駄なことはありません。 って、まだ出会ってもいないのにこう言ってしまうのはおかしいですね(笑) もし大切な人ができたら、今までのことを無駄にせず、相手を思いやり、穏やかな時間を一緒に過ごしていきたいです。 小説の続きを書かずこんなことを書いてすみません。 読んで頂きありがとうございます。 皆さんよいお年をお過ごしください。
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