ともなり

超・妄想コンテスト『泥棒』裏会場👑銅賞受賞作品
非常に短いファンタジー。他人の体験を盗む泥棒が直面した事実によって・・・・・・。まだ練りが甘い所があり、突っ込み所もちらほらとあるのは事実ですが、組み立て方は綺麗だと思いましたし、これをプロットとしてよりしっかりした作品が出来る可能性を感じました。最後の二行はなかなか重みのある言葉で、毎日見ているはずのものが見知らぬものに見える、あるいは見知らぬものとしてしまいたいと言う心理が前面に出ていて、直面した事実を受け入れた訳ではなく、いまだに目を背けようとするきらいが見え、それをしてその中の涙がそうじゃないだろうと訴えているような非常に印象深いものになっていました。
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