絵空事

未体験の感動
 私は全く電車に興味がありません。なので、今作品の電車のことも知りませんでした。  そんな私でも、読後に何となくノスタルジックな感傷に浸るような感覚に包まれる不思議な作品。  主人公?は、引退ランをする電車。その電車が昔から今をしっかりと見つめ、最後まで誇りを持って走る姿、時間の経過とともに変わっていく行き先。  引退していく乗り物や道具全てに感情があれば、その花道は飾ってあげたいなと思えました。  まさに九十九神の精神のある日本人ならではの素敵な作品だと思います。
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素晴らしい感想、ありがとうございます。 いつか鉄道の廃線やラストランを題材とした小説を書きたいと思っていて、今回は取材のつもりでした。 ですが、まさか電車の気持ちが入ってくるとは思ってもみませんでした。 その夜のうちに書き上げた勢いがある一方で、やはり深さが足らないと思っているので、いつか沿線の歴史を調べ直して書き直したいと思っています。
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